■エラー内容
サーバーマシンの再起動直後に、クライアントマシンからTPiCSにログインした場合、数分間は問題なく操作ができていたのが
下記のエラーが発生し機能限定版になります。
■発生原因
サーバーOSのシャットダウン時にDBのサービス→ライセンス管理のサービスの順でサービスが停止します。
そのため、ライセンス管理サービス終了時にDBに書き込まれたライセンスの情報をクリアしていますが、
既にDBが終了しているためクリアされません。
この状態の時にクライアントでログインを行うと、DBからクリアされなかったライセンス情報を参照して起動します。
再起動によって新たに開始されたサービスがライセンスの情報をDBに書き込むと、起動していたTPiCSのクライアントで
「ライセンス管理機能が停止してしまったようです。」のメッセージが表示され、機能限定版になります。
■回避手順
シャットダウンの際にDBのサービス終了前にTPiCSのサービスを終了するように設定します。
①TPiCSのサービスを終了するスクリプトを作成します。
メモ帳などのテキストエディタに以下の括弧内の内容
を記載してください。
Tx51:「net stop "TxService51"」
Tx50:「net stop "TxService50"」
Tx41:「net stop "TxService41"」
Tx40:「net stop "TxService40"」
②[マイクロソフト管理コンソール]を起動します。(「ファイル名を指定して実行」から「MMC」で起動できます。)
③[ファイル]-[スナップインの追加と削除]から[グループポリシーオブジェクトエディター]を[追加]ボタンで追加してください。
④②で追加したスナップインから[コンピューターの構成]-[Windowsの設定
-[スクリプト(スタートアップ/シャットダウン)]から[シャットダウン]を選択し[シャットダウンのプロパティ]を開いてください。
⑤[シャットダウンのプロパティ]から[追加]-「スクリプト名(N):」①で作成したスクリプトを選択してください。
⑥設定した情報を「適用」ボタンで適応し、コンソールの設定を保存してください。