■環境
・TPiCS-X Ver4.0,4.1 2022/04/18リリース版以前のプログラム
・現象を確認したExcelのバージョン
EXCEL 2019,2016 バージョン「2203」
■現象
注文書などのメール送信時に下記のエラーが発生し、メール送信ができません。
【 エラーが次の処理で発生しました。 印刷処理 】
<エラー内容>
インデックスが範囲を超えています。負でない値で、コレクションのサイズよりも小さくなければなりません。
パラメーター名:index
■原因
EXCELのバージョン「2203」から、EXCELのPDF保存形式が内部的に変更になったことが影響しています。
タグ付きPDFからタグ無しPDFへExcelからのPDF書出しが変わりました。
■対策
2022/05/23リリース版(Ver4.0,4.1)以降のプログラムへの更新。
修正が反映された最新リリース版への更新作業と、使用していたライブラリの変更に伴い、ファイルコピーまたはTPiCSの再インストールが必要になります。
■回避方法
バージョン「2202」ではエラーにならずにメール送信が行えることを確認しています。
以下の方法でEXCELの更新オプションを「更新を無効にする」設定にして、バージョンを「2202」に戻して回避してください。
①EXCELを起動して[ホーム]-[アカウント]を開き、「EXCELのバージョン情報」を確認し、「更新オプション」を”更新を無効にする”に変更する
②コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動し、
cd %programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun
と入力、またはコピーしてEnterキーを押す
③続いて下記のコマンドを入力、またはコピーしてEnterキーを押し、バージョン 2202 (ビルド 14931.20132)にバージョンダウンする
officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.14931.20132
※バージョン番号についてはMicrosoftのページでご確認ください
上記を実行により、一つ前のバージョン 2202 (ビルド 14931.20132)へ戻す、更新プログラムのダウンロードとインストールが開始されます。
インストール後に上記が表示されたら、①と同じように「EXCELのバージョン情報」でバージョン 2202 (ビルド 14931.20132)になっていることを確認してください。