TPiCSの文字項目は文字数を設定の最大値の範囲内で自由に変更できます。
注番の桁数が不足する時や、長いメールアドレスを入力したい、あるいはアドレスを複数入力する時など運用途中で文字数の変更が可能です。
目次
1.項目の文字数変更の設定一覧
項目の文字数は[データベース設定ツール]-[テーブル設定]-[文字項目の桁数、項目数]から変更できます。
変更可能な設定は以下の通りです。
・アイテムコードの桁数
・製造担当コードの桁数
・図番の桁数
・作業コードの桁数
・注番の桁数
・製番の桁数
・アイテム名称の桁数
・会社名の桁数
・住所1住所2の桁数
・メールアドレスの桁数
・訂正ユーザーの桁数
・通貨の桁数
・ロット名の桁数
・単位の桁数
・分類の桁数

2.項目の文字数の設定で変更される項目名
以下は項目の文字数の設定で変更される具体的な項目名です。
・「アイテムコードの桁数」 で変更される項目
アイテムコード(Code)、注文コード(VCode)、工順コード(JCode)、客先コード(CCode)、親アイテムコード(OyaCode)、パターンコード(PCode)、子アイテムコード(KCode)、旧アイテムコード(OldCode)、旧子アイテムコード(OldKCode)、オブジェクト名(Obj)、フィールド名(PField)、製品アイテムコード(EndItem)
・「製造担当コードの桁数」 で変更される項目
製造担当(Bumo)、得意先(Cust)、支払先コード(PayeeCode)、関連製造担当(LinkBumo)、払出し元(Moto)、払出し先(Hokan)、納入場所(Nouba)、発注先(Vendor)、納入場所(Hokan)、客先発注部署(Bumo)、自社コード(Vendor)、入庫場所(Hokan)、保管場所(Hokan)、親製造担当(OyaBumo)、親発注先(OyaVendor)、関連得意先(LinkCust)、営業担当者(Eigyou)、旧納入場所(Old_Nouba)、出荷元(Hokan)、
旧出荷元(Old_Hokan)、銀行コード(Bank)、口座番号(ANum)、引落し元(Hokan)、出庫先(Nouba)、見積担当(Tantou)、提出先担当(Tantou)、製造担当者(Tantou)、発注先(実績)(ActVendor)、発注先(標準)(PlnVendor)、後工程担当(NextBumo)、発注先・生産場所(Vendor)、変更後製造担当(NewBumo)、変更後後工程担当(NewNextBumo)、変更後生産場所(NewVendor)、原価担当(Genka)、後工程製造担当(OyaBumo)
・「図番の桁数」 で変更される項目
改定番号(RevNum)
・「作業コードの桁数 」で変更される項目
作業コード(WCode)
・「注番の桁数」で変更される項目
受注注番(SOrder)、注番(POrder)、支払番号(PayOrder)、払出し注番(POrder)、出庫注番(OyaOrder)、消込み元受注注番(KSOrder)、旧受注注番(Old_SOrder)、請求番号(SkyOrder)、入金番号(NNum)、見積番号(MSOrder)、依頼番号(SOrder)、親注番(POrder)、便番号(VOrder)、仕入先請求番号(SNum)
・「製番の桁数」で変更される項目
製番(Seiban)
・「アイテム名称の桁数」で変更される項目
名称(Name)、担当(Hito)、姓名(MName)、作業班(Han)、職種(Occ)、子名称(KoName)、親名称(OyaName)、親アイテム名称(OyaName)、後工程アイテム名称(OyaName)、図面名称(ZName)、発注先名、生産場所名(VendorName)、作業担当者名(MName)、作業名(WName)、名称(RName)、名称(VName)、名称(AName)
・「会社名の桁数」で変更される項目
メーカー名(MakerName)、製造担当名(BumoName)、製造担当名(BumoName)、納入場所名(HokanName)、後工程担当名(NextBumoName)、担当名(BumoName)、引落し元名(HokanName)、得意先名(CustName)、客先発注部署名(BumoName)、名称(CName)、名称(CustName)、出荷元名(HokanName)、銀行名(GName)、支店名(NName)、出庫先名(NoubaName)、提出先名称(CustName)、発注先名・生産場所名(VendorName)、在庫原価担当(Genka)、銀行名(GName)、支店名(NName)、保管場所名(HokanName)、生産場所名(BName)、製造担当名(BName)
・「住所1、住所2の桁数」で変更される項目
住所1(Adr1)、住所2(Adr2)
・「メールアドレスの桁数」で変更される項目
メールアドレス(Mail)
・「訂正ユーザーの桁数」で変更される項目
訂正ユーザー(InputUser)、操作ユーザー(InputUser)、ユーザー(UserName)、見積書作成者(Estimator)、承認者(Approver)
・「通貨の桁数」で変更される項目
通貨(Curre)
・「ロット名の桁数」で変更される項目
ロット名(LotName)、引当てロット名(LotName)、親ロット名(OyaLotName)
・「単位の桁数」で変更される項目
単位(Tani)、出荷単位(Tani)、単位(Tani1)、単位(換算後)(Tani2)
・「分類の桁数」で変更される項目
分類(Bunr)、伝票デザイン(DesName)、シリアル番号先頭文字(SlNoHd)、セット生産グループ(SetGrp)、分類(BunrS)、分類(Bunr)、税分類(TaxBunr)、税分類(BunrC)、大分類(BunrB)、小分類(BunrM)、由来(Yurai)、コンポーネント(Compo)、区分(Kubu)、データ元(Moto)、フォーム名(FormName)、伝票種類(DesName)
3.データベースバックアップの作成
ご利用のデータベースがSQL Serverの場合にはSQL Server Management Studio、Oracleの場合にはOracle SQL Developerやコマンドツールを使用してバックアップを作成してください。
変更処理中にシステムやPCが強制終了してしまった場合など、不測の事態に備えて必ずバックアップを作成してください。
4.他のクライアントの終了確認
ライセンス管理設定ツールを起動します。
[ライセンス管理設定ツール]-[利用状況]で稼働ライセンスの利用状況を確認することができます。

・ログインユーザーがいる場合
利用状況を確認して誰かがログインしている状態であればログインユーザーに声をかけてTPiCSを終了してもらい、セッションだけ残っている場合には強制的に他のクライアントを終了します。
テイーピクスを起動してメインメニューの右クリックメニューにある[他のユーザー強制終了]-[強制終了開始]から他のユーザーを強制終了してください。
強制終了後に再び[ライセンス管理設定ツール]-[利用状況]から他のクライアントが終了しているか確認してください。
5.データベース設定ツールで項目の文字数変更
データベース設定ツールを起動します。
[テーブル設定]-[文字項目の桁数、項目数]で、「アイテムコードの桁数」の設定値を変更します。
ここでは例としてアイテムコードの文字数を25桁から32桁に変更する場合の手順を記載します。
※文字数を変更する処理の中でビューを再作成するので、ビューをカスタマイズしている場合は事前に把握していただき、後から変更できるようにしてください。
「アイテムコードの桁数」の「設定値」に32と入力します。

[文字項目の桁数を適用]ボタンをクリックして全テーブルに変更を反映します。

続いてビューを再作成する旨の確認が表示されます。
カスタマイズされているビューを再度確認する場合は[いいえ]、そのままビューを再作成する場合は[はい]を選択します。
[いいえ]を選択した場合は確認した後、[データベース設定ツール]-[テーブル作成]でビューを絞り込んで再作成してください。

※ビューをカスタマイズしている場合はカスタマイズし直してください。
6.項目の文字数の変更処理を確認
[操作ログ・エラー情報]を開いて「ログ表示」を押すと項目の文字数の変更処理を確認できます。

またTPiCSを起動してメインメニューの右クリックメニューにある[操作ログ・エラー情報]からも確認することができます。