i-Reporterについて

▼「i-Reporter」
i-Reporterは国内トップシェアの現場帳票システムです。
i-Reporterを利用することで、現場によって100社100様に異なる製造記録や検査記録のレイアウトをそのまま入力画面として再現することが可能です。使い慣れた現場の紙帳票がそのまま電子帳票になるため、作業者はこれまでと変わらない使い心地で現場情報の記録・報告の効率化が可能です。また、報告後に発生する記入ミス・漏れのダブルチェックや、他システムやExcelへの転記作業を削減します。
①多種多様な入力方法を準備し、現場での厳しい入力要件にもしっかり対応!
②電子帳票の作成は直感的な操作で、誰でも簡単にできます!
③バーコード読取や写真撮影、生体認証、PLCとの連携などデジタルならではのメリット盛りだくさん!
▼「i-Repo Link for TPiCS」
「i-Repo Link for TPiCS」は現場帳票システム「i-Reporter」と攻撃型生産管理システム「TPiCS」の連携をノーコードで構築できる新機能です。従来、システム同士の連携構築にはプログラミングが必須でしたが、本機能によりシステム画面の操作のみで連携が可能となりました。これによりこれまで以上に、速く、安く、攻撃型生産管理を実現できます。

TPiCSとの連携

TPiCSとi-Reporterの連携では、TPiCSから発行される指示書をお使いのタブレット端末で表示・管理することができます。

 

実際に製造する際の指示書は、作業指示、作業手順書、図面情報など複数枚必要になります。これを紙で現場に配布すると、置くスペースの確保が必要になり、作業現場を効率的に使用できません。

タブレット端末にこれらを表示させることで、帳票の確認が容易になり作業スペースを圧迫しなくなります。

 

また、日々の作業指示の配布をデータで行えるようになるので、担当者がより早く作業に取り掛かることができます。

連携イメージ

 「ユーザー定義のイベント処理設定」の設定で、印刷処理の後にファイル呼び出しができるため、powershellでi-Reporterの帳票を作成します。下記はi-Reporterで帳票が作成されるまでの流れとイメージ図になります。

 

①TPiCSの[作業指示書発行]から[印刷]ボタンでPowerShellのスクリプトを呼び出します。

②PowerShellでi-Repo Linkで設定されたAPIURLに帳票作成のAPIをコールします。

③APIコール時に受け取った、注番、枝番、工番の情報を元にTPiCSのDBからデータを取得します。

④APIコール時に受け取った伝票デザインと一致するレイアウトを使用した帳票を作成します。

 

スクリプトファイルダウンロード

連係で使用できるPowerShellのスクリプトをダウンロードできます。

ダウンロードファイル

i-RepoSendAPI.zip

圧縮解凍ファイル

i-RepoSendAPI.txt

※ご利用時は拡張子を”txt”から”ps1”に変更してください。

設定方法

ダウンロードしたスクリプトファイルを使用してi-Repoterと連携させるには、TPiCS、PowerShellのスクリプト、i-Repoterそれぞれで設定が必要になります。

 

TPiCSの設定

設定では、印刷処理後にスクリプトを呼び出す設定と、i-Repoterで帳票を作成するためTPiCS側では[印刷]ボタンで更新処理のみを行うように設定します。

 

①印刷処理後にスクリプトが呼び出されるように設定の[システム管理]-[ユーザー定義のイベント処理設定]で下記のように設定します。 

  ・イベント :作業指示書印刷後
  ・実行パス  : cmd /c powershell -ExecutionPolicy Bypass -File "スクリプトファイルのフルパス"  -ArgumentList  %1  $USERID$
  ・待機モード : 待機なし
  ・標準入出力 :ON
  ・実行ウインドウ表示 :OFF
  ・標準入力やファイル
 出力のデータ元
:選択データを出力

 ②[印刷]ボタンで印刷済みへの更新処理のみを行うようにします。

 [システム設定]-[印刷・ファイル書出しの設定]-[EXCEL・ファイル書出しの設定]-[Excel印刷方法]を“4: 更新処理のみ”に変更します。

 ※[グループレベル設定]や[個人レベル設定]から変更することで、作業指示書を発行する担当者や担当部署のみ設定を変更できます。

スクリプトの設定

ダウンロードしたスクリプトファイルで、WebhookURLとAPIトークンを指定する箇所がございます。こちらはお使いの「i-Repo Link」で設定された内容に置き換えてください。

 

※下記の赤枠内を変更してください。

スクリプトファイルでAPIを送信すると年月の単位でログファイルを作成します。下記の赤枠でログの保存期間を指定でき保存期間が過ぎたものはスクリプト実行時に抹消します。(デフォルト:3カ月)

※“0”を指定するとログを取りません。“-999”を指定するとログの抹消を行いません。

i-Reporterの設定

i-RepoLinkでTPiCSのデータベースへの接続設定とマッピングの設定を行う必要がございます。詳細は下記のURLをご確認ください。

 

■TPiCSとi-Reporterの連携項目対応表

https://cimtops.gitbook.io/i-repo-link-manual/tpics/common/tpics_ireporter

 

■TPiCSのテンプレートについて

https://cimtops.gitbook.io/i-repo-link-manual/tpics/common/tpics_template

 

■自動帳票作成

https://cimtops.gitbook.io/i-repo-link-manual/tpics/menu/jidoutyouhyou