TPiCSとi-Reporterの連携では、TPiCSから発行される指示書をお使いのタブレット端末で表示・管理することができます。
実際に製造する際の指示書は、作業指示、作業手順書、図面情報など複数枚必要になります。これを紙で現場に配布すると、置くスペースの確保が必要になり、作業現場を効率的に使用できません。
タブレット端末にこれらを表示させることで、帳票の確認が容易になり作業スペースを圧迫しなくなります。
また、日々の作業指示の配布をデータで行えるようになるので、担当者がより早く作業に取り掛かることができます。
「ユーザー定義のイベント処理設定」の設定で、印刷処理の後にファイル呼び出しができるため、powershellでi-Reporterの帳票を作成します。下記はi-Reporterで帳票が作成されるまでの流れとイメージ図になります。
①TPiCSの[作業指示書発行]から[印刷]ボタンでPowerShellのスクリプトを呼び出します。
②PowerShellでi-Repo Linkで設定されたAPIURLに帳票作成のAPIをコールします。
③APIコール時に受け取った、注番、枝番、工番の情報を元にTPiCSのDBからデータを取得します。
④APIコール時に受け取った伝票デザインと一致するレイアウトを使用した帳票を作成します。
連係で使用できるPowerShellのスクリプトをダウンロードできます。
ダウンロードファイル
i-RepoSendAPI.zip
圧縮解凍ファイル
i-RepoSendAPI.txt
※ご利用時は拡張子を”txt”から”ps1”に変更してください。
ダウンロードしたスクリプトファイルを使用してi-Repoterと連携させるには、TPiCS、PowerShellのスクリプト、i-Repoterそれぞれで設定が必要になります。
設定では、印刷処理後にスクリプトを呼び出す設定と、i-Repoterで帳票を作成するためTPiCS側では[印刷]ボタンで更新処理のみを行うように設定します。
①印刷処理後にスクリプトが呼び出されるように設定の[システム管理]-[ユーザー定義のイベント処理設定]で下記のように設定します。
・イベント | :作業指示書印刷後 | |
・実行パス | : cmd /c powershell -ExecutionPolicy Bypass -File "スクリプトファイルのフルパス" -ArgumentList %1 $USERID$ | |
・待機モード | : 待機なし | |
・標準入出力 | :ON | |
・実行ウインドウ表示 | :OFF | |
・標準入力やファイル 出力のデータ元 |
:選択データを出力 |
②[印刷]ボタンで印刷済みへの更新処理のみを行うようにします。
[システム設定]-[印刷・ファイル書出しの設定]-[EXCEL・ファイル書出しの設定]-[Excel印刷方法]を“4: 更新処理のみ”に変更します。
※[グループレベル設定]や[個人レベル設定]から変更することで、作業指示書を発行する担当者や担当部署のみ設定を変更できます。
ダウンロードしたスクリプトファイルで、WebhookURLとAPIトークンを指定する箇所がございます。こちらはお使いの「i-Repo Link」で設定された内容に置き換えてください。
※下記の赤枠内を変更してください。
スクリプトファイルでAPIを送信すると年月の単位でログファイルを作成します。下記の赤枠でログの保存期間を指定でき保存期間が過ぎたものはスクリプト実行時に抹消します。(デフォルト:3カ月)
※“0”を指定するとログを取りません。“-999”を指定するとログの抹消を行いません。
i-RepoLinkでTPiCSのデータベースへの接続設定とマッピングの設定を行う必要がございます。詳細は下記のURLをご確認ください。
■TPiCSとi-Reporterの連携項目対応表
https://cimtops.gitbook.io/i-repo-link-manual/tpics/common/tpics_ireporter
■TPiCSのテンプレートについて
https://cimtops.gitbook.io/i-repo-link-manual/tpics/common/tpics_template
■自動帳票作成
https://cimtops.gitbook.io/i-repo-link-manual/tpics/menu/jidoutyouhyou